大和南高等学校 > 多羅樹 文化祭
更新日:2025年12月10日
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2025年度多羅樹の原稿です。
高校生になってもう少しで半年。様々なイベントや行事ごとを経験してきましたが、南翔祭はどのイベントよりも心に残ったものになりました。
南翔祭は「展示」「販売(食品含む)」「ステージ」の中からクラスの出し物を決め、準備期間含めて4日間の行事になります。準備期間の間は生徒同士で協力しながら完成に近づけていき、時には他クラスとも助け合いながらやっていきます。校内公開と一般公開の二日間に分けて行われますが、校内公開では学校関係者のみの開催なので、和気あいあいとした印象がありましたが、一般公開の日は校内公開とは違い熱気につつまれた印象を持ちました。南翔祭には、正門装飾という欠かせない準備があります。これは生徒会のメンバーが中心となり、数人のボランティアと一緒に進めていくものです。正門装飾は六個の白いキューブ状の六面体に手書きで丁寧に絵を描いていき、正門を華やかに飾るのが主な役割で、デザインは毎年違うので南翔祭の大切な伝統の一つだと思います。来年僕は二年生になるので、来年は今年より南翔祭を少しでもいいものにしたいと思いました。

私のクラスではクレープを調理し、提供しました。調理をする際に菌が入らないように細心の注意を払わなければならず大変でしたが、日常生活でも為になることばかりで勉強になりました。
文化祭準備期間には、私のクラスでは一人一人の個性が強く、様々な意見が出ました。いろんな意見をまとめてくれた実行委員の方たちや、クラスのみんなが何をすればいいのか指示を出してくれた人など、準備をする中で中心に立ってくれる人達の役割の大切さをとても実感しました。また、そういった役割の人たちがいなければ、私のクラスの出し物は成立しなかったと思う文化祭になりました。
文化祭当日は、各クラスのお客さんに楽しんでもらおうとする気持ちが伝わってきて、とても楽しく各クラスを回ることができました。中でも私が1番楽しいと感じたのが2年1組のお化け屋敷で、クラスの中がくねくねとした道になる工夫が凝らされており、繰り返し行きたいと思わせられるような出し物でした。私のクラスのクレープはマシュマロ、オレオの2種類を販売しました。どちらもとても美味しかったです。しかし、オーダーを間違えてしまってクレープを余らせてしまったり、どのくらい作れば利益があるのかなど考えるのがとても大変で、経営の難しさを学びました。

今年度の南翔祭は「Make your career ~我らが歩む線路~」がテーマとなり、校舎全体がとても華やかな雰囲気に包まれていて各クラス素晴らしい出し物ができていました。ピロティーではPTAの方々が飲み物やホットドックを販売し、クレープやピザ、うどんを売るクラスもあり、どのブースも活気にあふれていました。お化け屋敷を企画して行列ができているクラスや、縁日系の出し物を楽しめるクラスもあり、訪れる人を楽しませていました。また、今年は例年より外部の方が多く来校し、校舎全体が賑わっていました。中夜祭ではステージパフォーマンスがとてもかっこよく、全学年で声を合わせて盛り上げることができました。私たち3年生は最後の文化祭ということで、準備から気合を入れて取り組み、出し物も工夫して販売しました。その結果多くの売上を達成することができ、達成感を味わえました。
2日間を通して、クラスや学年を超えた交流があり、みんなで協力して文化祭を迎えることができ、充実した2日間でした。来年も南翔祭が今年以上に楽しく、盛り上がれるものになることを期待しています。
