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更新日:2020年10月20日

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【57】「八月の歌」短歌コンクールで入賞! 020803

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平和への思いを詠んだ短歌コンクール「八月の歌」(朝日新聞社主催)の優秀賞10首と奨励賞45首が発表されました。12回目を迎える今年度は、一般の部に771首、中学・高校の部に885首の合わせて1656首の応募があったそうです。フランスで平和活動に取り組む歌人、美帆シボさんが選考しました。
高校・中学の部での優秀賞は5作、奨励賞は30作ありましたが、そのうち奨励賞の3作に本校の3年生が国語現代文の授業で取り組んだ作品が選ばれました。臨時休業中のGoogle Classroom での自宅学習課題として、木目田教諭の指導のもと取り組んだもので、本校から合計166人による208首の短歌を応募していました。以下が栄えある奨励賞入賞の3作です。

海原の 声こそ消えね 琉球の 風に流れし 名も無き命

3年C組 河﨑 諒人さん

 

名ばかりの 令和をつくる 私たち 名を越えるのも 私たちなり

3年B組 國光 亜弥さん

 

先人に ありがとうと 伝えたい 平和な日常 創る9条

3年A組 斎藤いずみさん

17、8歳にして、100年に一度の難局の渦中において、平和の尊さに思いを致し、このような立派な短歌を詠んでくれたことが、まことに誇らしい限り。選にもれた他の多くの生徒も含め、戦争を知らない若人たちの真摯な挑戦に、心からの敬意を表したいです。

生徒はあまり意識していないと思いますが、本校の歴史にも戦争は確かにありました。厚木高女学徒勤労動員の記「阿夫利嶺にこだまして」(平成12年青葉会発行)に、戦争をくぐり抜けた乙女たちの記録が残されています。

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平成12(2000)年 県立厚木高等女学校同期会「青葉会」発行

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写真と手記にさまざまな思いが綴られている

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