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更新日:2026年3月2日
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2025年度多羅樹の原稿です。
今回、私たちは芸術鑑賞教室で、わらび座さんの「真昼の星めぐり」という作品を見ました。イーハトーブシアターさんのパフォーマンスはとても素晴らしく、今回見た「真昼の星めぐり」という作品では、光るボールの演出があり場面によって青色に光ったり、ピンク色に光ったりと、色が変わる演出がとてもきれいで、没入感を味わうことができました。
同じ高校に通っている2人の幼馴染のあおいとめぐるが主人公で、2人が失ってしまった大切なものを探すために旅に出るという物語でしたが、友人関係で悩むことは同じ高校生の私たちにも有り得ることです。友達とギクシャクしてしまったり、喧嘩をしてしまったりすることもあると思うし、本音を言うのが苦手なめぐるの気持ちがすごくわかりました。私たち高校生の悩みに寄り添うような内容の物語でとても感動し、惹かれました。
今回の芸術鑑賞教室を通して、友達としての関わり方の難しさや、ちゃんとまっすぐに向き合う大切さを学ぶことができました。
わらび座さんの「真昼の星めぐり」では、宮沢賢治の独特な世界が、音や絵、演出などによって表現されており、その世界観に引きずり込まれるような感覚があった。色や演出の使い分けが工夫されており、初めてこの作品を見る人にとってもわかりやすく楽しめる作品だと感じた。また、イーハトーブの中にはいろいろな物語があり、各物語で人と人との関わり方や、自然と人との関わり方について考えられた。他の作品からは感じられない不思議な世界観があり、私は特に、「どんぐりと山ねこ」の裁判の場面が印象に残った。理由は、あんなに意見が対立していたのに、みんなの意見とは全く反対の意見で裁判を解決して、それを見ていた主人公たちの心が動き始めたような気がしたからだ。
私は今までミュージカルには興味がなかったが、この作品は見ているうちに面白いと感じた。これをきっかけにミュージカルを見てみようと思った。
歌唱、迫力、演出。どれもが圧巻。この一言に尽きる。
今年の演目は「真昼の星めぐり」。作家、宮沢賢治による著作の世界観を模した異世界「イーハトーヴ」に迷い込んだ2人の女子高生が、そこで出会った人物達とのやり取りを通して自らの在り方について向き合っていくストーリーだ。
主人公となる2人は、片や模範的な優等生、片や派手なグループに属する明るい子と正反対だが、本来の自分を押し殺しているという点は共通している。過去を生きた文豪の人生観を、現代を生きる人々の価値観へと見事に落とし込んだ今作は、「本当の心に嘘をつかず、好きな物を堂々と好きと言える気持ち。何物にも縛られない自由な気持ち。これらは成長するにつれて失われていく。けれど、それでもどうか追い求め続けてほしい」と私達に強く訴えかけてくるように感じた。
何でも抱え込まなくて良い。肩の力を抜いてみたら良い。これもまた、一つの学びなのだと私は思う。