横浜緑ケ丘高等学校 > 学校概要 > 学校長より > 平成31年度(令和元年度)の出来事 > 7月の出来事
更新日:2022年8月3日
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今年度第1回の学校説明会を関内ホールで行いました。午前、午後の2回を合計すると1080名の中学生・保護者の方がお見えになりました。本校の学校説明会は主な部分は生徒が主体になって説明や学校の紹介をしています。校長も生徒3名と座談会形式で「緑高とは」というコーナーで生徒にいろいろと質問させてもらいました。台本はなく、すべて私の質問にその場で考えながら答えてくれました。わかりやすく筋道立てて自分の意見を述べる、理数教育推進校のめざすアウトプットの一面を見せてくれたと思います。今、実際に通っている生徒の生の声を聞いていただけたのではないでしょうか。
10月と11月にも説明会を行います。今度は本校体育館で行いますので、学校までの道のりを確認するにも絶好の機会です。どうぞおいでください。(日程などは「中学生の皆さんへ」のページをご覧ください。)質問も少し変えて、より横浜緑ケ丘の特色と魅力が伝わるようにしたいと思います。
次の日曜日は参議院選挙です。選挙権年齢が18歳以上となったので、3年生の一部は選挙権があります。生徒も職員もしっかりと自分の選挙権を行使してほしいと思います。本校ではシティズンシップ教育も兼ねて全校生徒を対象に今回の参議院選挙の実際の候補者について模擬投票を行いました。記載台や投票箱は横浜市選挙管理委員会から実物をお借りすることができ、実際の選挙と全く同様に行うことができました。もちろん自由投票、投票の秘密は守られます。一票の力を考えるきっかけとしてほしいと思います。
三者面談が開始されています。普段の授業の様子、実力テストの結果、進路についてなど様々なお話が担任と保護者、生徒の間でなされています。現2学年が受験の年、2020年から始まる「大学入学共通テスト」では7つの英語外部試験*1が活用できますが、その情報も一部発表されています。すべての情報が出そろうにはもう少し時間がかかりそうですが、7月2日にはTOEICが撤退することと、日本英語検定協会から「英検2020 1day S-CBT」の実施概要が発表されました。どの資格試験を活用するのか、情報をしっかり調査して備えてほしいと思います。特に英検20201dayの第1回検定(2020.4-7月実施)は9月にwebによる予約申込みが始まるとのことです。11月には共通IDの申請も始まります。進路関係のお知らせは担任を通じて順次行います。
*1英語外部試験
ケンブリッジ英検、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL-iBT
なるべく生徒の試合や発表の場には立ち会ってその頑張りを見届けたいと思いつつ、時間調整がつかないことも多く、物理的にも無理なので申し訳ないながら勘弁してもらっています。その中で発表に行けたのが今回の管弦楽部の定期演奏会です。オーケストラがある学校は少ないと思いますが、その理由の一つは弦楽器が難しいこともあります。中学校までに吹奏楽などで管楽器やパーカッションの経験者はいますが、弦楽器はそもそも経験者が少なく、本校も初心者で始める生徒が多いです。それでも頑張ってここまで仕上げたのだと本当に感心しました。コンサートミストレスの生徒も初心者だったと聞いてさぞかし苦労が多かっただろうと思います。難しいドヴォルザークの「新世界より」に挑戦し、会場やプログラム、当日の運営まで自分たちの手でやりとげた生徒たちには、様々な無形の力が身に付いたと感じさせるステージでした。
今年も高校野球のシーズンとなりました。横浜スタジアムで開会式が行われ、横浜緑ケ丘の選手も堂々と行進しました。入場行進を支える県内5校からなる大編成の吹奏楽、その1校として本校の吹奏楽部の生徒たちも参加しました。全181校が行進を終えるまで45分、交代で行進曲を演奏し続けました。本校の初戦は15日(月・祝)です。応援よろしくお願いします。
8月に本校の生徒が福島県へスタディツアーに行きます。名付けて「福島ホープツアー」。震災から8年が経過したものの、まだ様々な課題が山積みになっている東北、福島。そこで2泊3日、「福島のありのままの姿(光と影)」と各分野で復興に正面から向き合う「人」にふれ、見て、聞いて、考える「学び」のツアーです。特に2日目は生徒と同年代の福島県立ふたば未来学園の生徒がアテンドし、被災地域を学生の視点で案内し、議論を交わします。ふたば未来学園は震災と原発事故で休校となった双葉高校、浪江高校、富岡高校、双葉翔陽高校などの県立高校が元の校舎での授業再開のめどが立たず募集停止となった中、双葉郡広野町に新たに設立された中高一貫校です。世界の課題に通じる福島の課題をふたば未来学園の生徒とともにその目で見て、聞いて、議論して「未来」を考えてきてほしいと願います。このツアーへの参加希望者を募ったところ、37名もの生徒が応募してくれました。実際に行って初めてわかることがあります。これから合計3回の事前学習を経て出発します。休み明けに成長した生徒に会うのが楽しみです。