横浜国際高等学校 > 演劇部
更新日:2025年5月12日
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部長「簡潔に言うと、演劇を部員と共に創作することを目標に活動をしています。毎年文化祭での公演に向けて演劇を創作していて、今年は大会の出場も視野に入れています。主に発声練習や基礎練習をしたり、演劇力の向上を目指したゲームを行ったりしています。」
副部長「演劇力の向上を目指したゲームでは、2つのグループに分かれてそれぞれのグループが、与えられたお題に沿った劇をアドリブで作って相手のグループに見せ合うゲームなどを行っています。即興で役を作って仲間とストーリーを作っていくのでなかなか難しいのですが、全員の個性が光り、即興ならではの誰も予想していなかった展開になっていくのでとてもおもしろいです(笑)」
部長「私は演劇部の広報力の成果が部員数が大きく増加した理由だと思っています。演劇部が行った広報活動としては5つあり、ポスター掲示、SNS、新入生オリエンテーション、座談会、新入生歓迎公演です。私はできるだけ演劇部に部員が欲しかったので、これ以上の広報はないんじゃないかというレベルまで広報しました。そのおかげで部員数が大きく増加したのではないかなと思います。新入生オリエンテーションでは4分という短い時間で演劇部の魅力を伝えなければならず、時間の使い方に苦労しました。しかし未成年の主張をモチーフにした演劇を実際に披露することで結果的には新入生に非常に良い印象を与えれたかなと思います。」
新入生オリエンテーションで演劇を披露する演劇部員
副部長「昨年度、この演劇部は昨年度卒業した先輩1人の部活でした。その中で去年の文化祭のときに、当時のCR15の中から今の僕と部長を含む3人が呼ばれ、公演をともに行いました。そこで、この先輩が残してくれた演劇部で、皆で1つの作品を作る喜びを味わいたい、そのような強い思いを今の部長と共有し、その思いを「未成年の主張」、「座談会」、「新入生歓迎公演」としてYISに発信していきました。そんな僕達の強い熱意があったから、今の仲間たちの心を動かし、このような結果につながったんだと思います。」
新入生歓迎公演の様子
新入生「本音を言ってしまうと、私は演劇部には入るつもりはありませんでした。ですが、先輩方の劇中の堂々として輝く姿を見たら自分もあの中に入りたいと思って居ても立っても居られなくなりました。そんな先輩方の姿が一年生の目に止まった結果だと思います。」
部長「新入生歓迎公演への準備は本番1か月前から始まりました。まずは台本探しから始まって、比較的早めに1本目の脚本が決まりました。ただ、2本目の脚本が決まりませんでした。実は、本番1週間前まで脚本が決まらなかったんです(苦笑)。やはり10分から15分という長さの脚本で、しかも2人の脚本となると脚本数は限られてきます。その後、奇跡的に顧問の先生が見つけてくださった脚本を使用することに決定したのですが、準備期間の1週間は困難の連続で、演劇漬けの一週間でした。一般的に演劇は1週間で完成するものではありません。照明音響小道具大道具衣装など演劇を創るにあたって考えるべきことがたくさんありました。セリフを覚えたり立ち位置を考えたりして頭がパンクしそうになったこともありました。でも今回、私はその短い期間をポジティブに考えて、シンプルに劇を創作することを目指しました。私の原動力は新入生にありました。新入生と共に演劇を創作する自分の姿を想像した時、私の演劇魂は燃えたのです。結果的に新入生歓迎公演は大成功で幕を閉じ、今は新入部員と楽しく演劇を創ることができています。」
春休みに学校に集まって新入生歓迎公演に向けて練習をする演劇部
部長「私は、YISに一番必要な部活は演劇部であると考えています。演劇部で培われるコミュニケーション能力、発言力、創造性は授業だけでなく、卒業後もあらゆる分野で活用できます。今後入ってくるYIS生がより世界で活躍できるよう、大会や文化祭を終着点ではなく通過点として捉えて、YISに演劇を広めていきたいです。」
副部長「僕達は今年度、文化祭の公演だけでなく、大会にも出場したいと考えています。全員で助け合い、ひとつの作品を一生懸命仕上げていく楽しさを噛み締めながら稽古に励むことで、観客の皆さんに、『来てよかった!』と思ってもらえるような公演をお見せすることができる演劇部にしていきたいです!どうぞ、よろしくお願いします!」
新入生「演劇は演者も裏方も誰が欠けても最高の劇は作れないと思うので一人ひとりが一つの劇を創るために努力を惜しまず、互いに意見を交し合いながら切磋琢磨できる仲のいい最高の部活にしたいです!」