横浜国際高等学校 > 第二外国語の紹介~ドイツ語~

更新日:2025年7月23日

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特色

ドイツ語

ドイツ語ってどんなことば?

ドイツ語は、ヨーロッパの中央部、ドイツ・オーストリア・スイス・リヒテンシュタイン・ルクセンブルクとそれぞれの国が国境を接する地域を中心に広く使用されています。EUのなかでは、母語話者が一番多い言語です。ラテンアルファベット26文字に加え、ウムラウトが付いたアルファベット3つ(ä,ö,ü)、エスツェット(ß)を加えた30文字のドイツ語アルファベットを使って表現します。ほとんどが英語と同じアルファベットで、発音も難しくなく、初学者でもたくさんの表現をすることができるので、気軽に学習を始めることができます。実は私たちの身の回りでも、たくさんのドイツ語の単語がそのまま日本語で使われているんですよ。「メルヘン(おとぎ話)Märchen」「リュックサックRücksack」「バウムクーヘン(木の年輪をイメージしたケーキ)Baumkuchen」などが挙げられます。みなさんも、身の回りのドイツ語を探してみてください。

ドイツ語圏の中でも、特にドイツ(ドイツ連邦共和国)はヨーロッパ屈指の経済大国です。国内総生産(GDP)でも上位に位置しており、製造業が盛んです。また、中部の都市フランクフルトは欧州経済の中心地となっており、国際機関や金融機関が多く存在します。首都ベルリンは国際色豊かな都市で、英語も多く飛び交います。古都ボン、大聖堂のある街ケルン、中世の雰囲気が漂うローテンブルクなど、クリスマスマーケットが有名なドレスデンなど、街ごとに趣が異なるのもドイツを旅する楽しさです。

ロマンチック街道、メルヘン街道といった観光ルートを中心に、毎年多くの日本人観光客がドイツを訪れています。また、車、食品、洗剤など、高い技術力を生かしたドイツ産の製品は日本でも人気があります。環境都市フライブルクの取り組みも注目を集めています。クラシック音楽では、ベートーヴェン、モーツァルト等たくさんの音楽家や楽曲がドイツ語圏から生まれています。また、現在のヨーロッパの状況に通ずるたくさんの出来事がこの地域で起こり、世界に影響を与えてきました。これまで人類がたどってきた歴史を俯瞰的に理解するうえで、この地域の歴史に関する理解は欠かせないものです。

ドイツで一番人気のあるスポーツはサッカーです。日本からもたくさんの選手がブンデスリーガ(ドイツ国内のプロリーグ)に渡り、活躍しています。製造業、文化、スポーツなど、様々な分野においてドイツ語を理解し、話すことができ、日本とドイツの架け橋となる人材がこれからますます求められます。ドイツ語を学ぶことで、教養が深まるとともに、皆さんの活躍の幅は大きく広がっていくでしょう。

ドイツ語の授業

横浜国際高等学校のドイツ語の授業は、ドイツ語Ⅰは週3時間、ドイツ語Ⅱ、外国語文化研究(ドイツ語)、外国語文化研究(発展ドイツ語)は週2時間です。(既習者もドイツ語Ⅰからの学習となることにご注意ください)。ドイツ語Ⅰの3時間目を除くすべての授業においてネイティブ講師の指導を受けることができます。授業では対話練習を主に行い、自宅学習(宿題)で話した内容に関連するテーマについて作文をします。1年間の学習で、ペアによるプレゼンテーションの作成と発表ができるようになります。ドイツ語Ⅲでは、ネイティブ講師のみによる指導となります。表現演習を行う機会が豊富に用意されています。ドイツ語言語文化研究という授業では、ドイツ語圏の歴史や文化に焦点を当てて、ドイツ語・日本語を用いてテーマ学習をします。

【授業の様子】

ドイツ語授業風景 授業風景

姉妹校交流、各種派遣実績、コンテストの結果

姉妹校交流

ドイツ・バイエルン州のバートアイブリングギムナジウムとの姉妹校交流を行い、生徒が相互訪問や意見交換を行っています。2019年10月に20名の生徒と2名の教員が本校を訪問しました。生徒は本校の授業に参加したり、東京や横浜に遠足に出かけたりしました。また、生徒宅でホームステイをしました。

2019交流時横浜駅にて

派遣、コンテスト等の実績

令和3年度
  • 国際ドイツ語オリンピック2022日本代表選考会第一位入賞1名(2022年3月)
令和2年度
  • 国際ドイツ語オリンピック2020日本代表選考会第二位入賞1名、特別賞2名(2020年4月)※オンライン開催
  • 国際ドイツ語オリンピック(以下IDO)2020(2020年8月、1名)※オンライン開催
  • 「未来のためのプロジェクト」国際青少年バーチャル会議参加(2020年9月、3名)※オンライン開催
令和元年度
  • 第21回全国高校生ドイツ語スピーチコンテスト第二部第二位受賞(外部サイトへリンク)
  • ドイツ連邦共和国政府高校生招聘事業(2019年夏ドイツへ派遣、1名)
  • ゲーテ・インスティテュート東京奨学金プログラムへの参加(2019年夏ドイツへ派遣、1名)
  • Vernetzte Welten TOKYO(ゲーテ・インスティテュート主催のデジタルワークショップ)に選抜生徒が参加(2019年10月、1名)
  • 横浜日独協会主催第4回ドイツ派遣作文コンテスト最優秀受賞(2020年3月ドイツへ派遣予定、1名)
  • ゲーテ・インスティテュート主催各種ワークショップへの参加多数

ほかにも、ドイツ語オリンピックへの参加(2017年)等の実績があります。また、ドイツ語に関連して生徒が参加・応募できるワークショップ等がたくさん行われています。

生徒からのメッセージ

ドイツ語をなぜ選んだか

元々ドイツの文化や産業に興味があり、さらに英語と強く関連した言語であることに魅力を感じました。英語とドイツ語には語源や表現にて多くの共通点があり、この2言語を組み合わせて学習することでインタラクティブに言語力を身につけることができます。また、ドイツは世界トップレベルの自動車技術を持つ国の一つで、ポルシェやメルセデスベンツ、BMWといった有名ブランド発祥の地でもある点にも興味がありました。

ドイツ語をやってよかったこと

授業内だけでなく授業外の学習サポートやイベントが他の第二外国語よりも多く、全力で楽しみながら語学力をつけられます。本校は “PASCH”と呼ばれる、若者のドイツ語教育を支えるドイツ政府に支援された学校ネットワークに属しています(世界に約2000校、日本に7校)。これによりドイツ大使館訪問やドイツ系企業等への訪問など、貴重な経験をさせていただきました。検定取得受験料の約7割を免除をはじめ、検定主催機関のネイティブ講師の方に直接指導していただきました。

中学生へのメッセージ

新たな言語を学ぶことはコンフォートゾーンを抜け出して世界と繋がり、多くの成長を得るきっかけになります。高校生のうちにこのような経験ができるのは横浜国際高校ならではの魅力です。だからこそぜひ全6言語の中から自分の興味ある国や文化にあった言語を選んでみてください!また、もし選ぶ時に迷ったら、ぜひドイツ語について調べてみてください!

ドイツ語ならではの面白い特徴や奥深いドイツの魅力的な文化に出会えると思います。ドイツ語の授業でお待ちしています!

YISでいっしょにドイツ語を勉強しましょう

(ドイツ語を学ぶのはとても楽しいです。いっしょにドイツ語を勉強しましょう!)

 

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