更新日:2025年4月14日
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こんにちは、校長の内田です。
校長室から見えるしだれ桜が満開です。世間一般のソメイヨシノは一部が葉桜になっているところもあるようですが。
桜、いいですね。春って感じがします。今年は開花が遅かったのか、入学式にぴったりでした。青い空にピンク色の桜の花が映えます。
さて、昨日(4月8日(火曜))に入学式が終わりました。
1月に入学者選抜が始まってから、校内人事のこと、卒業・進級の事、新年度になってからは、校長主催の研修会や会議、着任式・始業式…。めちゃめちゃ忙しかったです。私だけでなく、先生方も同じです。
入学式が終わると、生徒のみなさんが登校してきて、少しずつ日常に戻ります。
この年度末休業・年度初め休業(いわゆる春休み)の2週間、生徒のみなさんの姿をほぼ見ることなく、ちょっと寂しかったな。
今日は、入学式の様子を書きたいと思います。
4月8日(火曜)に入学式が行われました。
気温も寒くなく、暑くなく…雨も降らず、絶好の式典日和。新入生の日頃の行いがいいのかな?
式は副校長先生の「開式のことば」から始まり、「国歌斉唱」、「新入生紹介」、「学校長のことば」、「保護者会会長のことば」、「祝電披露」、「新入生のことば」、教頭先生の「閉式のことば」でいったん式は終わります。
その後に、「校歌紹介」、「担任紹介」で体育館でのイベントは終了。その後、教室に移動となります。
相模向陽館での入学式も4回目になります。
向陽館に着任してすぐの入学式は、驚いたし、感動したし…。数多くの入学式を見てきましたが、今でもこんなにいい入学式はないなぁと思っています。
新入生紹介では、担任が呼名をし、返事をして立ち上がるのではなく、一人ひとりが起立し、自分の名前を言ます。大きい声で言う子もいれば、小さい声で言う子もいる。胸を張って言う子もいれば、自信なさそうに言う子もいる。
大勢の人の前でマイクを使って話をするなんて、経験のない子が多い中で、ただ名前を言うだけでも勇気がいることなんだろうなぁ。
みんな本当によく頑張りました。
人から呼ばれての返事ではなく、「自分はここにいます!」と自分で宣言する…ぜひ自分の名前、自分自身に、自信を持ってほしいです。そんなことを思いながら、壇上から、一人ひとり顔を見ていました。
最後の生徒が自分の名前を言った後に、最後のクラスの担任の先生の「以上、236名」の声で締めくくられました。そのあと、校長からの入学許可。「相模向陽館高等学校第16期生として、ただいま紹介された236名の入学を許可します」。
これで晴れて相模向陽館高校の生徒です!
新入生の席は前、その後ろに保護者の席があります。
保護者のみなさまが見ているのは生徒の後ろ姿。名前を言う時の表情は観ることができません。親目線でその時の顔つきとかみたいなぁって、ずっと思ってました。
相模向陽館では、正面から生徒を映し、それを壇上左の大きなスクリーンに映し出します。私が来た時にはもうそうなってました。なんと親の気持ちを考えてくれている学校なんだろう…。これはずっと続けていきたいと思います。
「校長のことば」、「保護者会(PTA)会長のことば」は、どこの学校にもありますね。
「新入生のことば」。
あれ?!多くの学校は「新入生代表のことば」ってなってますが…。うちは「代表」ではないんです。入学予定者説明会の時に「誰かやりたい人いますか?」と問いかけます。やりたいと思う人全員にやってもらいます。
今年はその数なんと「11人!!」。11人がステージ上にあがり、思いを話します。相模向陽館に入った理由あり、相模向陽館でやりたいことあり、過去の自分を変えていきたいとの宣言あり…長くはありませんでしたが、みなさん本当に気持ちのこもった文章でした。
最後の一人が終わった後、私は思わずマイクを手に取り、「ここに来るのに相当勇気がいったことと思います。その勇気に拍手を送りたいと思います。よく頑張りました。また、皆さんの思いをしっかり受け止めました。みなさんの思いを実現できるように、先生方は支援していきます」と話しました。
約1時間でしたが、とても心温まるいい式だったと思います。
準備から本番まで先生方が一所懸命やってくれました。そして、新入生のみなさんも協力してくれました。いい式にしてくれて本当にありがとうございました。
さて、9日(水曜)から全年次の生徒が登校してきます。賑やかになるなぁ。
今週は、部活動紹介があったり、進路ガイダンス(3卒・3年次)があったり、二者面談があったりとやや行事が多めです。14日の週くらいから、段々、落ち着くかな…
校長室前の桜です。
今日はここまでです(了)